ロードスターレストアプロジェクト #1 プロジェクト始動

2025.07.31

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この記事の目次

ついに始動!30年モノのNAロードスター、よみがえるまでの物語がここから始まる

長年眠っていたNAロードスターが、今ふたたび走り出す。


エーモンの社内有志によるレストアプロジェクトがスタート。


クルマ好きたちの手で、この一台はどこまで生まれ変わるのか――その全記録を追う。

はじまりは、1本の連絡から

倉庫に眠っていたNAロードスター。

 

ボディはへこみ、タイヤはつぶれ、エンジンも沈黙したまま。

 

それでも、この一台を再び“走らせる”プロジェクトが動き出す。

 

積載車のハンドルを握るのは、

エーモン代表取締役社長の川岸浩二。

 

助手席には、スタッフの松岡。

 

道中では早くも

「エンジン載せ替える?」「エンジンどこでおろす?」と、クルマ談義が止まらなかった。

現地で出会った、くたびれたヒーロー

ボディはベコベコ、塗装も色褪せている。

 

だけど、その姿に宿る空気は不思議と静かに迫ってくる。

 

「いいなこのサイズ感」「楽しそう」

 

そう、クルマ好きの心を動かすのに、ピカピカじゃなくてもいい。

 

何かを感じさせる車だった。

積載完了。帰り道は“レストア構想”で盛り上がる

帰りの車内は、もうレストアの話になっていた。

 

「全部やり直しだな」

「何色にしよう」
「テールレンズ純正部品まだでてるかな」

 

この瞬間は、プロジェクトでしか味わえない特権かもしれない。

社内に広がる“期待とざわめき”

帰社後、積載車が到着するとロードスターを見た社員たちが、自然と集まってきた。

 

「いいですね!」
「エンジンはまだ綺麗なほうですね」
「何色にします?」

 

何人もの目が同じ方向を見ていた。


この時点でもう、プロジェクトは“自分ごと”になり始めている。

次回予告:30年ぶりの健康診断

次回は、車両の現状確認編。
エンジン、下回り、ブレーキ、電装、そしてボディの状態。

 

果たして、現実はどこまで甘くないのか。


リアルなレストアが、いよいよ動き出す。

ロードスターレストアプロジェクト #1 動画

編集後記

レストアは“蘇らせる”だけじゃない。
それぞれの記憶と想像を、もう一度重ねる作業でもある。
このロードスターに、どんな未来を描くのか。答えはまだ誰にもわからない。