仕上がりを台無しにする“無防備配線”
配線がまとまっておらず、雑然としたテールランプ裏。
配線が自由気ままに這っていて、まるで作業の途中みたいな印象。
しかもテールランプ周りの配線は、走行中の振動や巻き込みにもさらされやすい。
最悪断線してショートしてしまう恐れも。
メッシュスリーブという選択肢
そこで登場するのが、モトレクションの「メッシュスリーブ」。
振動と摩擦に強く、−70〜125℃まで耐える。
 高い伸縮性で、配線を包み込むようにフィット。
 見た目も精悍で、まるでメーカー純正のような仕上がりに。
用意したのは「内径Φ3〜11mm」のタイプ。
ラインナップは3種類あって、配線の太さや本数で選ぶ。
今回はテール周りの配線数がそこまで多くないため、一番細めの「Φ3〜11mm」を使用。
メッシュスリーブラインナップ一覧
仕上がった配線は、カスタムの一部になる
メッシュスリーブで処理されたテール配線。
配線が見えていても、すっきりと美しい
無骨なメカ感を残しつつも、どこか緊張感のある佇まい。
ただ“隠す”のではなく、“魅せる”ための配線処理が、ここにはある。
全部メッシュスリーブにしなくてもいい
フレームの中に隠れる部分 は ハーネステープ、熱がこもる場所 はチューブで断熱、点検頻度が高い箇所 →はスリーブを使わず開放するなど。
見える・見えないの緩急をつけることで、ただやってる配線処理から、考え抜かれた仕上がりへ。
配線は“裏方”じゃない。
むしろ、その処理ひとつで車両の完成度はグッと上がる。
カスタムって、こういう細部の積み重ね。
派手じゃなくても、見えないところに“手を入れてる感”があるバイクって、やっぱりグッとくる。