電工ペンチ

電工ペンチの使い方

2025.10.26

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この記事の目次

電工ペンチ

車やバイクの電装品取り付け・配線作業に欠かせない工具が【電工ペンチ】

配線コードの切断、被覆取り、端子の圧着、さらにボルトの切断が、この電工ペンチ1本でできます。

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配線コードの切断

電工ペンチの先端にある【CUT(ワイヤーカッター)】の刃を使うと、配線コードをカットすることができます。

配線コードを刃の部分に合わせてはさみ、力を加えて切断します。

配線コードの被覆取り

電工ペンチの下部には、ワイヤーストリッパーという【被覆取り】の穴が並んでおり、右側には「0.5」「0.75」「1.25」「2.0」「3.0」「5.0」と数字が刻まれています。
これは配線コードの太さを表しており、コードのサイズに合った穴を使うことで、被覆だけをきれいに取り除くことができます。

先端から5mm程度を目安に、サイズに合った穴にコードを差し込みます。
軽く握って力を加えると、刃が配線コードの被覆部分に食い込みます。
そのまま一度グッと押さえたあと、少しだけ緩めながらコードを引くと、芯線を傷つけることなく被覆だけを綺麗に取り除くことができます。

差込端子の圧着

電工ペンチの右上にある【差込端子の圧着】を使用すると、ギボシ端子や平型端子などをM字に正しくかしめることができます。

圧着穴は4種類、右側にサイズ表記があり「0.5-0.75sq」「1.25-2.0sq」「3.0sq」「5.0sq」の配線コードに対応しています。

ラジオペンチ等では、端子を正しく圧着することができません。

端子が正しくかしめられていないと接続不良や配線コードが抜けて、ショートや故障の原因になります。

端子の圧着には、必ず電工ペンチを使用してください。

裸端子の圧着

電工ペンチの上部左側にある、【裸端子の圧着】を使用すると、圧着接続端子などをかしめることができます。

圧着穴は3種類,、左側に端子サイズの表記があり「0.5sq」「2.5 sq」「5.5sq」に対応しています。

圧着端子の圧着

電工ペンチの被覆取りの上側にある【圧着端子の圧着】を使うと、丸型圧着端子をかしめることができます。

圧着部にはサイズの目安と一緒に、赤・青・黄の色マークが表記されています。
赤=「0.5〜1.25sq」青=「1.25〜2.0sq」黄=「3.0〜5.0sq」に対応しています。

この色マークは、エーモンの丸型圧着端子のスリーブ色に合わせて配置されています。

色に合わせて選ぶだけで、端子サイズにあった圧着部で正しくかしめることができます。

端子サイズにあった圧着部に合わせてはさみ、潰すように力を加えることで、端子をかしめることができます。

ボルトの切断

電工ペンチの中央には、【ボルトの切断】用のネジ穴があります。
対応しているのは「M2.6」「M3」「M3.5」「M4」「M5」の5サイズで、規格に合ったボルトであれば必要な長さに切断することができます。

切りたい長さを決めたら、該当するサイズの穴にボルトを回しながら通し、希望する位置までねじ込んでください。

位置が決まったら、そのままペンチを強く握ることでボルトを切断できます。

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