電工ペンチ

電工ペンチの使い方

2025.10.26

93 views

この記事の目次

電工ペンチ

車やバイクの電装品取り付け・配線作業に欠かせない工具が【電工ペンチ】

配線コードの切断、被覆取り、端子の圧着、さらにボルトの切断が、この電工ペンチ1本でできます。

 

電装品取り付け・配線作業の必需品

エーモン(amon)
¥1,276 (2025/10/28 17:19時点 | Amazon調べ)

配線コードの切断

電工ペンチの先端にある【CUT】ワイヤーカッターの刃を使うと、配線コードをカットすることができます。

配線コードを刃の部分に合わせてはさみ、力を加えて切断します。

配線コードの被覆取り

電工ペンチの下部には、ワイヤーストリッパーという被覆取り用の穴が並んでおり、右側には「0.5」「0.75」「1.25」「2.0」「3.0」「5.0」と数字が刻まれています。
これは配線コードの太さを表しており、コードのサイズに合った穴を使うことで、被覆だけをきれいに取り除くことができます。

先端から5mm程度を目安に、サイズに合った穴にコードを差し込みます。
軽く握って力を加えると、刃が配線コードの被覆部分に食い込みます。
そのまま一度グッと押さえたあと、少しだけ緩めながらコードを引くと、芯線を傷つけることなく被覆だけを綺麗に取り除くことができます。

差込端子の圧着

電工ペンチの右上にある【差込端子の圧着部】を使用すると、ギボシ端子や平型端子などをM字に正しくかしめることができます。

圧着穴は4種類。右側にサイズ表記があり、0.5-0.75 / 1.25-2.0 / 3.0 / 5.0sqの配線コードに対応しています。

ラジオペンチ等では、端子を正しく圧着することができません。

端子が正しく接続されていないと、ショートや故障の原因になります。

端子の圧着には、必ず電工ペンチを使用してください。

 

 

圧着端子の圧着

電工ペンチの上部左側にある、【裸端子の圧着】を使用すると、圧着接続端子や丸型圧着端子などをかしめることができます。

圧着穴は3種類。左側に端子サイズの表記があり0.5/ 2.5 / 5.5sqに対応しています。

ボルトの切断

電工ペンチの中央には、ボルトの切断に使えるネジ穴があります。
対応しているのは「M2.6」「M3」「M3.5」「M4」「M5」の5サイズで、規格に合ったボルトであれば必要な長さに切断することができます。

切りたい長さを決めたら、該当するサイズの穴にボルトを回しながら通し、希望する位置までねじ込んでください。

位置が決まったら、そのままペンチを強く握ることでボルトを切断できます。