社長のゼファー750RS、Z2になるってよ。

2025.09.16

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この記事の目次

目指すは、Z2純正ルック

その日、社長のゼファー750RSがエーモンBASEに入ってきた瞬間から、空気がちょっと変わった。

 

この750RSを、“Z2のあの姿”にカスタムしていくという。

 

仕上がりまでこだわり抜く、本気のZ2仕様だ。

カスタムを任されたのは、いつものバイク好き社員たち

手を動かすのは、いつものバイク好き社員たち──

吉識、藤原、岡野。

 

使うのは信頼と実績のドレミコレクション製パーツ。

 

いつかやってみたかったZ2ルック、それを社長車でやれるなんて。

 

作業前からテンションはMAXだった。

まずは、バラす

外装は一式すべて交換する予定だ。

 

だから最初は、潔くすべて外す。


タンク、サイドカバー、フェンダー、シート──


どんどん外していく3人。

 

さすがは“いつものメンバー”、無駄がない。

 

バイクって、こうやってシンプルな姿になると不思議と美しい。

Z2ルックの主役。4本出しマフラー

さて、取り付け作業の皮切りはマフラーだ。

 

Z2仕様といえば、この4本出し。

 

ただしこれ、センタースタンドは使えなくなる仕様。

 

さらに、サイドスタンドにも干渉するので、取り付け時は一度取り外しておくのが正解だ。

 

フロントを固定できるスタンドが必須となる。

 

まずは左側から取り付けていく。

 

サイドスタンドを戻そうとしたその時──事件は起きた。

 

「……あれ?戻すとマフラーと当たる」

使用したマフラー

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サイドスタンドが当たる!?原因は“輸出仕様?!”

パーツがズレてる?取り付けミス?


いや、そんなはずはない。


メーカーにも問い合わせてみたが、「そのような事例は特にない」とのこと。

 

それもそのはず。


このゼファー750RS、じつは逆輸入車。


スタンド形状が国内仕様と微妙に違っていたのだ。

 

そういえば、KZ系のモデルでも国によってスタンド形状違ってたっけ。


これぞKAWASAKIあるある。


ということで、今回は干渉する部分を潔くカットして対応。


無事、マフラー装着完了。

外装を一気に組み上げる

ここからは一気に組み上げフェーズ。


リアフェンダー、フロントフェンダー、テールカウル、テールランプ、ウインカー、シート……
次々にZ2パーツを装着していく。

 

岡野はサイドカバーにエンブレムを慎重に貼り付ける。


Z2といえば、このエンブレムも大事なポイントだ。

 

タンクには、大文字の“KAWASAKI”ロゴ。


70年代のKAWASAKI車といえば大文字。


もちろん、タンクキャップもZ2タイプ。


最後にグリップとミラーを装着して、全体のバランスを整える。

使用したパーツ

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完成。そして、エンジンに火を入れる

マフラーの排気漏れチェックもOK。


いよいよ、エンジンに火を入れる瞬間。


セル一発、始動成功。


ドロロロ……と、Z2らしい重低音がピットに響き渡る。

 

「……うわ、いい音」

思わず誰かがこぼしたひとことに、全員がうなずく。


そう、これはまぎれもなくZ2だ。
ベースはゼファー。

 

でも、見た目も音も、空気も、もう完全にZ2だった。

社長、乗ります?

完成したバイクを前に、社長も笑顔。


これからまた、イベントなどでこのゼファーZ2仕様を披露する日が来るかもしれない。

 

どこから見てもZ2純正ルック。


だけど、細部にはこの3人の手仕事が光る。


ゼファーらしさも残しつつ、“今っぽいZ2”がそこにあった。

おわりに

Z2化って、思ったより難しい。


パーツは揃ってても、合わないこともあるし、加工が必要なこともある。


でもそれこそが、カスタムの醍醐味。

 

今回はバイク好き達がカスタムしたからこそ、

「妥協なし」で進められた部分も多かった。


でもこの記録が、ゼファーオーナーの“Z2化チャレンジ”のヒントになればうれしい。

社長のゼファー750をZ2仕様にしてみた!